みんなの声

vol.03
HIROMI×SAYAKA
ヒロミ × さやか(ルー)
一度「感じる」を見失ったからこそ湧いてくる、
「感じる」への敬意。
―manaki半年コースを受けてみて、どうでしたか?
ヒロミ:私はルーちゃんにありがとを言いたいよ。主催者が半年コース開催してくれなかったら仲間にも出会えてなかったし。そのきっかけを作ってくれたルーちゃんにありがとう!!(拍手)
一同:拍手
さやか:どうもどうも(笑)。え、どうした??なんか、ありがとう。反応に困った!急に褒められたら…(笑)。最初はmanakiというツールを知ったことで子どもみたいに「知っちゃった!こんな世界があったんだ!」って調子に乗って、会う人会う人「私、気功習ってんだ!施術させてー!」ってやりまくってたんだけど、3ヶ月4ヶ月経った頃にだんだんmanakiってなに?ってカオスになってきて「感じる」って何だろう?って感じられなくなってしまった。だんだん型で覚えていくと慣れが出てきてそれにあぐらをかいてしまって、純粋な「感じる」ってことがわかんなくなって「想い」が入らなくなってきてしまった。
ヒロミ:へえ!!
さやか:「私、できるし」っていう傲慢さも出てきたんだと思うんだけど、意識が置けなくなったってことかな。「感じる」ってことができていないとダイレクトに分かるじゃん?
その「感じれてない」っていう現象が、そのまま今の自分を映してくれたから。今は感じれない時期なんだなっていうのを受け入れるのは、すごい辛かったんだけど、そういう時期も経て、今日の最終日を迎えてみると「ああ、これかあ!」っていう…「感じる」が蘇った実感と温かさが戻ってきて本当に嬉しかった!知ったばかりの時の最初の喜びと、また違う喜び。「感じる」への敬意が増した。ちょっと長くなってしまったけど(笑)
ヒロミ:ううん、伝わる~!私一緒にやってきたから余計にわかる。みんな波があるし、いい時ばっかりじゃないしね。感情もいい時もあれば、苦しい時もあるし。でも、苦しいっていうのは、やっぱり「うまくいかない」って認めてるからさ。「うまくいってる、いってない」も本当は人から見たものと自分が感じていることは違ったりするけど、自分の中を素直に感じる心が強くなった分、出てくるものでもあるから。感じようとしてなかったら、苦しさすら感じられてなかったと思うから。
さやか:うんうん、そうかもね
ヒロミ:それをひっくるめての安心する場所を、また、知った喜びっていうのがある。
さやか:半年間、同じ場所同じメンバーでやってきたからこその「波」でもあるし、続けたからこそ得られたことでもあったなと思う。半年間、本当に…
ヒロミ:いい時間でしたねえ!
さやか:うん、いい時間でした。
みんなで海行ったり山行ったり、遠足みたいで楽しかった
ヒロミ:(みんなに)次に会うのが楽しみになったりね。宿題じゃないけど、クラスで習ったワークを1ヶ月やるのも忙しかったらできなかったりして焦りも出たりするんだけど。
さやか:やってる?manakiワークやってる?みたいな(笑)
ヒロミ:本当、子ども達の宿題とか試験勉強みたいに「全然、やってなーい!!」「本当にしてないの!?」「してないって!」みたいな!(笑)
さやか:(笑)そこまでじゃないけど、でも、合間合間にね、遠足もしながら楽しみながら、manakiのクラス以外にもみんなで…
ヒロミ:海行ったり、山行ったり、公園行ったりね。
さやか:できて楽しかった。
ヒロミ:自然の中でも出来る。manakiは何かがないと出来ないわけじゃない、身一つで、寝る瞬間さえもトイレに入っている時さえもできるからね。みんなの中にあるものだから、ただ感じればできる。「感じ方がわからない人」ってのが、やっぱり多くてさ、私も色々な意識の勉強もしたけど、「いまここ」とか「今が大事」ってわかっているつもりなのに、やっぱり思考はずっと外側に向いているし、外側の不安とかそういうものに影響されているし、すぐ過去や未来に飛んでしまうんだよね。今この瞬間が一番大事って頭ではわかっているけど実際にはそこにいないってことが、やっぱり多いってことに気づかされる。
さやか:そうだねえ…
ヒロミ:じゃあ、どうやって意識を置いたらいいか。今に意識を置き続けるってシンプルだけどやり続けるのは難しくて。でもmanakiは、そのやり方や技術を教えてくれるわけじゃなく、「在り方」として教えてくれる。感じ方に正解とかもなく、すべてを受け入れてくれる。
さやか:うん
ヒロミ:っていうのを教えてくれて学び合うことができる場所ってなかなかないからね。知識とか技術はいっぱいあってもね。貴重な時間でした。
みんなそれぞれ違うということを、
ジャッジなしで受け入れられた
さやか:manakiはシンプルゆえに嘘つけないよね。
ヒロミ:そう!
さやか:なんかすぐわかっちゃう。自分にも他人にも嘘つけないから本質がさらけ出ちゃう感じ。うまく言えないけど「そのまんま」が出るなって思う。
ヒロミ:なんか、美しく作った「ありのまま」じゃないっていうね。本当、それぞれ色があり、個性があり…
さやか:manakiしていても、ぞれぞれの「気」は、みんな違うからねえ
ヒロミ:気を感じていてもみんな違う。でも、ホント、人間ってそれぞれが違っていいんだってことが、manakiやりながらわかってくるというか。
さやか:お、いいこと言うねえ(笑)
ヒロミ:だって、(お互いの気を感じていて)イヤじゃなかったもんね。
さやか:そうだよね!
ヒロミ:ね。気持ちいいし心地いいし。相手の中の「思い」が伝わってくるからさ。
さやか:そうかも。体感覚として、(それぞれ人間は)違うっていうのがわかったかも。
ヒロミ:そこに抵抗がない自分っていうのに、また「良し」っていう。なんか普段は抵抗していたりするよね。好き嫌いもあるし、ジャッジもあるんだけど、ここ(このメンバー)ってジャッジしない場所だから、どんな違いも受け入れてる自分に「良し!」っていうね。
日常生活の中のmanaki
さやか:ロミーは生活の中でどういう風にmanakiを取り入れてる?
ヒロミ:お茶淹れる時?
さやか:おぉ~!!!
ヒロミ:お湯注ぐ時の手に意識を置くって感じ。manakiをやる前、ヒーリングとかやっている時は、どちらかというと「想いを出す」みたいなことをすごいやってたのね。それも悪いことじゃないんだけど、想いを込めすぎて自分が枯渇してきてしまう時が多かったんだけど、manakiって今を感じる、意識を置くだけだから(枯渇することがない)。余裕がある時は、料理するときとかも意識を置いたりしている。
さやか:それをやることで、逆に余裕が生まれたりエネルギーが湧いてきたりするよね。
セックスの時、相手との向き合い方が変わった
ヒロミ:ルーちゃんは、manakiを初めて、自分の中で一番変化したなということある?
さやか:うーーーん。セックスですかねえ…(笑)
ヒロミ:おおー!それ変わったの?
さやか:変わりました。えっと、カットしてねコレ(笑)
ヒロミ:感じ方が?感じ方が変わったの?
さやか:なんか…こう、同調しながらとか。感度とかもだけど、瞬間瞬間を、想いを込めるっていう…その時間の向き合い方が変わった。セックスっていい時も悪い時もどちらもあるんだけど、それもアリだなって思えるようになった。それすらも波だし、でも、その瞬間はその時しか感じられないものがあるっていう意識になったかな。
ヒロミ:瞬間瞬間の感じ方を、豊かに感じられるようになったっていう感じ?
さやか:そうそうそう!毎回違うっていう前提のもと向き合ってるんだなって思って、その時間を大事にできるようになった。そもそも、そういう行為って、すごいことじゃないですか。
ヒロミ:うんうん、エネルギーが混じり合っているからね。
さやか:そうそうそう。そういうところで、流れているなという時もあるし流れていないなという時もあり、そういうすべてを「今を感じる」で感じられるようになった。だから(セックスの)捉え方も変わったかな。
ヒロミ:へえ~。
さやか:どうでしょう、先生(笑)
ヒロミ:先生って(笑)。でも、一番わかりやすいのかもしれないねえ。女性の感じやすい場所の話でもあるから。女性って1ヶ月の中でも体の変化ってあるから、感じ方の深い時と、そうでもない時とがあって、そのどれが良い悪いでもなく、一つ一つが幸せな瞬間でもあり…
さやか:その全部じゃなくても、一瞬だけの良さ、みたいな。
ヒロミ:一瞬だけの良さ(笑)
さやか:その愛おしさみたいな(笑)。それが、セックスだけでなくても、いつもあるものではない、当たり前にあるものではないから大事にできるようになったかな。
ヒロミ:感じる感度が深くなっていったんだろうね。見ないようにしていたものも感じ方が変わることによってね、見えるようになってきた。
さやか:そうだね。
「manaki」という言葉自体が、感覚に戻るためのスイッチになっている。
さやか:ロミーさんにとってmanakiとは?
ヒロミ:今を感じること。感じる瞬間。かな。ルーちゃんは?
さやか:今は、manakiって言葉でその感覚に戻るためのスイッチになってるかな。24時間ずっとmanakiの状態かっていうとそうじゃないんだけど、仕事でも患者さんと向き合う時にバイタル測るときもmanakiしながらしようかなとか、「manaki」って思うと、そのモードに切り替わるっていう感じです。
ヒロミ:無意識に何かをやるんじゃなくて、しっかり意識を置けるようになったってことね。
さやか:うんうん、そうそうそう。
ーありがとうございました!